【小動物】
うさぎ、リス、フェレットなどいろいろな小動物を紹介していきます。
飼う時の参考にしてくださいね。
【うさぎのプロフィール】
ウサギを飼いはじめたのは、世界では紀元前、ローマ人が最初だと言われています。さて、獣医仲間の定説では、日本最古の獣医師は、一般に言う大国主命(おおくにぬしのみこと)で、「古事記」に語られています。すなわち、ワニ(サメのこと)をだまして隠岐島から渡ったウサギが、怒ったワニに皮をはぎとられ苦しんでいたのを、大国主神が救ったということです。
【耳】
大きな耳・小さい音を聴き取る集音器の働きや、体温を放散する機能も担っています。
【歯】
合計28本・切歯、臼歯ともに生涯伸び続けます。中でも下の切歯は伸びる速度がもっとも速く、1年間に10~12cm伸びます。
【便】
盲腸便で栄養補給・硬くてコロコロと丸い便と「盲腸便」と呼ばれる柔らかくまとまった便の2種つされます。これは病的な軟便と異なり無臭で、うさぎは肛門に口をつけて、直接食べます。
【尿】
さまざまな色・正常時には混濁しており、これは主として炭酸カルシウムが原因です。
【環境】
快適な生活・洗いやすく、換気の良いゲージを使用します。可能であれば、20℃±5℃の室内で飼育します。30℃以上の高温や多湿な環境には耐えられません。隠れる場所も作ってあげると安心できます。
【食】
ドライフードと牧草
【リスのプロフィール】
リスは、昼間活動して夜眠る昼行性です。大きなしっぽは、身体をくるんんで毛布のかわりにもなりますし、バランスをとったり、仲間へのサインになったりもします。左右の頬袋にエサをためます。野生的な素早い動きが特徴です。
【歯】
22本。切歯の上下2本ずつの歯は、一生伸び続けます。
【不正咬合】
切歯がかみ合わずに伸び続けると、口内炎や食欲不振になります。よだれが多くなります。
【自ぎゃく性皮炎】
尾や足や背中が気になり、自分でかじったりして皮膚炎を起こしてしまいます。ストレスがあると、傷がなくてもかむことがあります。
【熱中症(日射病)】
暑さに弱いので、夏は要注意。呼吸が荒くなり、ぐったりして、命にかかわります。
【下痢】
細菌、ウィルス、寄生虫、カビ、腐ったエサや水、によっておきます。尾が汚れてぬれているので「ウエットテイル」とも呼ばれます。
【よくある事故】
コードをかじって口にやけど。・エサを入れすぎて頬袋から出せなくなる。・ケージに足をはさんだり、高い所から落下して骨折。
【注意点】
尾は絶対につかまないでね。ズルッと皮がむけます。捕まえる時は、タオルで被うように体全体を包みこみましょう。なでたり抱かれたするのは、あまり好きではありません。手ですくうようにして手の平にのせてあげましょう。
【フェレットのプロフィール】
フェレットは、近年人気が出てきたイタチ科の動物で、野生動物ではありません。夜行性で、鳴いたりほえたりしないので、サイレントアニマルとして、集合住宅でも買いやすいことが人気の理由のようです。ヨーロッパでは、2000~3000年前に家畜化されて、ウサギ猟、ヘビ退治やネズミ退治につかわれてきた、小さな働き者です。狩りが得意なので、小動物(ハムスター・ウサギ・トリ)本能的に襲うこともありますので、別の場所で飼う方が安心です。
【歯】
36本。とがっていますので、かまれないように!
【食事】
肉食。動物性高タンパク質のものを。年2回、春と秋に毛が抜け替わります。
【体重】
季節によって30~40%変化します。秋から冬にかけて、皮下脂肪をたくわえます。
【習性】
トンネルのもぐることが大好き。この習性を利用してビルの配線や、配管を通すのに使われたそうです。隙間にすぐ入り込むので、タンスやベットの下、ベランダの隙間をふさいでおかないと、捕まらなくなってしまいます。遊んでいる時にエサをあげると、それを隠すくせがありますので、注意しましょう。
【性格】
明るくて、好奇心旺盛。エネルギッシュ。じっとしてるのが嫌いです。
『主な病気』
●犬の病気である「ジステンバー」「フィラリア」「狂犬病」にかかるので予防接種をしましょう。
●人のインフルエンザにかかりますので、気をつけましょう。
●尿石症ーメスは膀胱炎程度で発見できますが、オスは尿道がつまることもありますので、
食事選びで予防。
●ホルモンの病気ーメスは、発情ホルモンがでて止まらなくなると、
血小板が少なくなって出血死することが知られています。